Harigane

男はつらいよ 寅次郎かもめ歌のHariganeのレビュー・感想・評価

4.0
<あらすじ>
テキ屋仲間が亡くなったと聞いた寅さんは北海道の墓参りに訪れ、故人の一人娘のすみれと出会う。
母とは生き別れて身寄りのないすみれは東京に行きたいと言い、寅さんはすみれを連れて柴又へ。
とらやに下宿をしながら、すみれは定時制高校への入学を目指し始める。

<感想>
男はつらいよシリーズ26作目。

今回、さくらと博が念願のマイホームを建てます🏠
早速さくらに連れられて家を見に行く寅さん。
2階にある部屋を見て、
「この空き部屋なんだ。下宿人でもいれるのか」と聞く寅さんに対して、
「それはね、お兄ちゃんの部屋」と応えるさくら。
この言葉に寅さん、感動してましたね。観ている自分もうるっときました🥺

ご機嫌な寅さんは引っ越し祝いにと奮発して2万円を渡しますが、気兼ねして素直に受け取らない博とさくらに激怒😤
確かに寅さんかなり無理はしてましたが、気を遣われると逆にツラい。。これは素直に受け取るべきでしたね😵

今回のマドンナはすみれ役の伊藤蘭。
とは言っても、今回は寅さんにとって恋愛対象というより、親子のような関係でした👨‍👧

すみれが定時制高校に受かるようにと、必死な寅さん。
「博、さくら、勉強教えてやってくれ。
おばちゃん、入学できるようにお百度参りやってくれよ。
俺は、、、社長に裏口入学相談してこよ」
裏口入学はダメですよ。。。😅(笑)

試験当日。
「落ちる、スベる、転ぶとか、この手の言葉は一切口にするなよ」と、寅さんは皆に念押し。
しっかりしてます。でも、
「この書類は?」とさくらに聞かれ、
「落っことすといけないからバッグに入れときな」
「あ!落っことすって言っちゃった。注意してるとどうしても口が滑っちゃうんだよね。。。あぁっ!今度は滑っちゃったって言っちゃった。。」
なんたる自滅・・・😵‍💫
まぁ、寅さんらしいです(笑)

今作にはなんと2代目おいちゃん役を演じていた松村達雄さんが先生役として出演し、生徒役には若い頃の田中美佐子さんが!
セリフもない完全なエキストラ要員でしたが、それでもしっかりと存在感を示す程の抜群の可愛さでした🌟
そしてあき竹城さんも登場。この時まだ33歳の若さだと思いますが、しっかりと元気いっぱいなおばちゃんでした😆(笑)

すみれの母親との再会シーンも泣けたし、今作はたくさん笑って泣ける素敵な作品でした🌈✨
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