人情ドラマの中で社会のシステムを風刺するスタイルがより顕著に。
家庭環境により苦学を強いられる、または勉強する機会すら与えられない子どもたちは今だって変わらぬ社会問題。
今回は寅さんが完全に狂言回しに徹していて、別の作品を見ているよう。
このくらいの時代になってくると僕ら世代もリアルタイムで見ていた俳優さんが勢揃いで、しかも後のメインキャスト級の人たちがかなりの端役で出ていて、それを探すのも面白い。
定時制高校の一番前の席の子、田中美佐子ですよね。
どえらい美人でオーラが凄い。
ミツケンさんはどこにいるのかわからなかった。
寅さんがマドンナに惚れるんじゃなくて、保護者代わりになる回もやはり面白い。
二十六作目
マドンナ:伊藤蘭
ロケ地:北海道(江差、奥尻島)、徳島県(阿波徳島)