ねぎおSTOPWAR

フランス映画への旅のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

フランス映画への旅(2016年製作の映画)
3.8
ドキュメンタリーです。

想像した中身ではなかったです。
タイトルからもう少し時代順になぞるような感じかと思っていたら、ジャン・ルノワール監督と、俳優ジャン・ギャバン、そしてフランス映画音楽について、相当割かれていましたね。
ジャン・ルノワールは「草の上の朝食」を観ただけで、あとどうしようかと思っていたところだったのでとても良いアドバイスとなりました!w
ギャバンは良い役者だとはわかっていたつもりですが、ここに出てくるエピソードから、歴史的な俳優なんだとよーーくわかりましたよ。

しかしながら思うこと。
ちょうどわたしの仕事柄、これでは聞いている人が眠気を催す典型的なものだなと・・そう感じました。
言っていることは正しいのでしょうし、「へえーーっ」と思うから楽しくないわけじゃありません。

要は当時フランスで実験され斬新だった技法は当たり前になるどころか、タランティーノやガイ・リッチーをはじめとした監督により破壊・再構成され、機材がかなり進化してCGや特撮によりまるで違うものに進化したと言っていいわけで。
filmarksの皆さんなら知識も多いから大丈夫だと思うのですが。
だから、語るものが今どのように受け継がれ、進化したか、"いま"との繋がりも話してあげないと興味持ってくれないんですよね。
2時間半で「いぬ」とタランティーノのこと話しましたけどねw