ふじこ

ララバイ 悪霊子守唄のふじこのネタバレレビュー・内容・結末

ララバイ 悪霊子守唄(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

レイチェルとジョンの夫婦。最近息子が生まれ、泣き止ませるのに必死で疲れている。
事故で息子と夫を失った姉の荷物が母親から送られてきて、玩具やベビーグッズの他に一冊の本が入っている。
中には子守唄と思しき歌がヘブライ語で書かれており、何をしても泣き止まない息子に歌ってみるとすぐに眠りにつく。
息子に掛かりきりだったが久し振りに自分の時間を取れて喜ぶレイチェルだったものの、その日から謎の気配を感じるように…。


…てめぇ!そのままあっちの世界に存在してるなら自分の息子といろや!ってなる一本。
まぁでもこんな終わり方の方が好みではあるのよね…。
子供を持ったことがないから分からないけれど、あの状況で えぇいわたしの息子だけは!ってなるんかな?
実の妹の子供を捧げて危険を犯してまで…って気持ちはギリギリ分からなくはないのだけど、最後の最後で妹を騙して自分の子だけを現実に戻す選択ってするものなんだろうか…。
落ち度と言ったら、自分がそんな本買ってきたのが悪くない?よく調べもせず歌って、まぁ成す術なく家族を失ったのは可哀想だったかも知れないけど。
でもレイチェル夫婦は割とすぐに事情を理解出来そうなラビ(司祭さんみたいなやつ)から連絡が来るのよね。
姉は誰にも相談せずにワーワーやってる内に夫を亡くして子供をヌッスされたって感じ?

こ~れ、一番可哀想なの夫じゃないのか。あとオウムちゃん。太白オウムへの憧れ…。
ホラー映画のアニマルって大体見せしめで死んじゃうために出てくるから嫌だわ。犬とか飼ってない方が良い。

怖さは全然ないし、リリスが悪もんだった話は珍しかったけど、ユダヤ教的な部分はあんまりなかったかな。
あくまでオチのためだけに色々あった感じ。
どうするんだろうなあ…姉の子を捧げて自分の子と取り替えてくるのが一番良いと思うんですけど。
ふじこ

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