妻の復讐劇であり、愛することを知ることで怖さを知った男とその娘の物語。
男譲りの性格を受け継いだらしき娘は、男と旅をすることで生きるために大切になるであろう大事なことを男から学んでいく、娘の成長物語でもある。
男は妻の復讐を誓ったのち、足かせになるであろうベッドで眠る我が娘に銃を向ける。娘はそれに気づき、感情を感じさせない目で銃口を見つめ返す。
この関係性だけでなぜか一気に引き込まれてしまった。
ウェスタン物というのか開拓時代物というのかが、最近好きらしいと自覚し始めている。老人が観るもんだという偏見があったのだが、ジブンが老いてきたためなのか、単純に好きなのかは定かではない。
これは好きだ。