つぐみ

658km、陽子の旅のつぐみのレビュー・感想・評価

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)
3.8
心を閉ざした中年女が父の葬儀のために青森まで向かうロードムービー。

こんな映画が観たかった!

物語は静かに進行していくのに
主人公陽子のカラッカラッになった心と他人にビクついている様子が見ていて刺さってくる。
旅の途中で出会う人も様々で、サバサバしてるようだけどストレスを抱えてそうな人、明るい性格だけど訳アリの若い女、とにかく傲慢な男、慎ましく生活している老夫婦‥
みんな幸せそうに見えるだけなんだと
ちょっと気が楽に思えた。

1日を通して陽子が素直に感情を出しながら目的地まで向かう。
その手に触れるまで‥。

私も親に会いに行こう。

余談
オンラインサポートのアンケート回答って担当者が直に見れちゃうもんなんですね。
非対面の仕事とはいえカスタマーサポートの仕事ってストレス溜まりそう。
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