つぐみさんの映画レビュー・感想・評価

つぐみ

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光州5・18(2007年製作の映画)

3.0

こういう類の映画を見ると、韓国という国、特に市民の熱量に驚かされる。
現代でもデモが派手に始まる。
今の日本では、あまり考えられない。
冒頭のコメディ調から、一気に軍事制圧がかかりに街は血の海に。
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ソウルの春(2023年製作の映画)

3.7

劇中、色んな軍人が出てきて、誰が何なのか、見ていてよくわからないんだけども、ファン・ジョンミン扮するチョン・ドゥファンが悪巧みしてんだなぁーと肩に力を入れることなく軽く観ていても良いかも知れない。
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傲慢と善良(2024年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

率直にいうと、感動はしませんでしたよ。
ビール会社の社長が婚活アプリを使うもんなのかな?と違和感がある。
でも架という男は、アプリに頼ってみる単純で、純粋な男なんだなと思う。
毒親育ちの真実は、自分で
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

4.0

日テレらしいミステリーエンターテイメント。
あな番や真犯人フラグにハマった人なら楽しめるんじゃないかな。
配達員と、その地域に住むマンションの住人たちという設定。
シンプルで分かりやすい構成になってる
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.0

軍事政権下の韓国。
民主化を取り戻すまでの市民たちの闘い。
検事、医者、記者、刑務官、それぞれの信念の闘いでもある。
予備知識なく見たら、スター級揃いのキャスティング。
金かけたなぁー。
ムン・ソリさ
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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

2.0

彩人が、なぜそこまでして全うしようとするのか。
ちょっと予想外の内容だった。
あ、でも下手に作られた御涙頂戴よりも良いのかな。普通にありそうだし、救われないことが多いもんね、人生なんて。

ハッシュ!(2001年製作の映画)

3.5

ゲイカップルの前に「あなたの子供が欲しい」と突如現れた女。
3人の奇妙な関係。
勝裕役は田辺誠一が適役だったと思う。優柔不断な役は彼に合っている。
しっかり者の直也役も、高橋和也が好演している。
主人
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.0

コーダの話は初めて観た。
主人公、大が聾唖の両親のもとに生まれ大人になって夢や希望を抱き大きく成長しましただなんていうサクセスストーリーではない。
耳の聞こえない親と暮らすのが鬱陶しくて実家を出た。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

自分の縄張りを侵すモノは排除しないとね。動物の本能です。
ずっと独りで生きてきたんだ。
いきなり他所からズケズケと入り込んできたら、そりゃ皆んな嫌でしょうよ。
家族も恋人も出て行って、それでも誰かと出
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(2023年製作の映画)

3.3

やまゆり園殺傷事件を題材にした映画です。映画のニュースになった時から観ようと思っていましたが気力がない時は観れないと思った。
まず、犯人のさとくん(植松聖)は元々は心が優しかったのかな。純粋というか、
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

農場を持つ夢を見てアメリカの田舎に越してきた韓国人一家。
息子のデビットは初めて会う祖母になかなか懐けず、イタズラを仕掛けてしまうような悪ガキ。そんな孫に優しく時には手荒く接するハルモニ。花札の時にお
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

お?これは難解!
2時間45分もかけて観たが真実が分からず…。
法廷劇は飽きなかったが、結局なんだったのか!
しかしこういうの嫌いじゃない。
カメラアングルが特徴的。
影から撮ってるかのようです。

熱のあとに(2023年製作の映画)

1.4

ホスト殺人未遂のあの事件は、よく覚えている。
ただ、犯人の女がこの映画に出てきた沙苗のような人間だったのか分からない。
題材が有名だっただけに期待ハズレ!
仲野太賀だから観たけど、つまらなすぎて途中居
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秘密~許せない真実~/秘密(2023年製作の映画)

3.0

惨殺事件を追う刑事ドングン。
被害者と10年前に起きた青年の自殺が関連していることを知る。
ドングンの過去、自殺した青年ヨンフン、ヨンフンは兵役中に何があったのか…。
韓国エンタメの暗黒な部分を全て詰
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東京オアシス(2011年製作の映画)

2.5

松本佳奈監督、小林聡美、お馴染みのキャスト陣、こういう映画は時々見たくなる。
特に派手な展開はない。
謎の女トウコ(多分、女優?)が、突如その人の前に現れて、ちょっとだけ前向きな温かい気持ちを置いて去
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ひまわり デジタルリマスター版(1970年製作の映画)

4.0

名作「ひまわり」をやっと鑑賞。
付き合いたての若いカップルのように、情熱的に愛しあう二人。
戦争によって引き裂かれた愛の運命。
ラストは分かっていても、どうにかならないものかと期待してしまう。
ロシア
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.0

バカリズム作品というより、クドカンムービーを観てるような感覚。
話の進行や台詞はバカリズムさがよく出てるんだけど、やっぱりクドカンファミリーが多く出てるせいか、一体何を見ているのか?と不思議な気持ちに
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.5

ミニシアター系は、意味が難しいものと、わかりみ過ぎて考えさせられるものに分かれるんだけど、これは胸が苦しくなるくらい身近な出来事だと思う。
自分の家族や自身にも起きるかも知れなく、どうしようもない時は
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星くずの片隅で(2022年製作の映画)

3.3

世間はコロナ禍。
収束の見えない感染症、不景気、貧困をテーマにした作品。
誠実な男とズル賢いが憎めない女、少しマセた娘。
真面目に生きているだけなのに、どうしていつも上手くいかないんだろう?
生きるっ
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依頼人(2011年製作の映画)

3.3

妻殺しの容疑で逮捕される夫。
死体なき殺人、状況証拠のみのまま裁判が始まる。
本当に妻は死んだのか?
犯人は一体誰なのか?
韓国お得意の国家絡みなのか?
これ凄く面白かったです。
ただ、たっぷりとミス
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

愛知県警広報課の主人公、泉。親友との仲違い後、その親友が殺害されてしまう。
自責の念から、親友の死を探る。

カルト教団は間違いなくオウム真理教がモデルだ。
オチは読めたが、事件の絡みがちょっぴり複雑
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

2.3

ディープな街、新宿歌舞伎町で繰り広げられる人間模様。
カールモールという名のバーの裏の顔は探偵事務所。
常連たちが次々と店主マリコへ依頼に来る。一つの大きな軸を中心に各エピソードで区切られていく展開。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

これぞ日本映画の良いところを全て詰め込んだ秀作。
静かに流れるBGMと、日常会話的セリフ、ゆっくりと進む日々、その中に密かにあるどうしようもない不安定な時間。
PMS症候群とパニック障害、薬や自分でど
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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

3.0

宗教は、さっぱりわからないんだけど、宗教が心の拠り所にしている人もいるわけで。それはそれで良い、人は何か熱意を注ぐものがなければ途端に弱くなる。
誘拐犯が面会にて心穏やかにしている様子からシネの中で矛
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.0

突然、失踪した夫を30年間待っている女と2年前に蒸発した夫に見切りをつけ前へ進もうとする女。
対比的な生き方だが、どちらも深く残った傷は結局、消えない。
小さな港町が一層の侘しさを増幅させる。
田中裕
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

2.9

リュ・スンボムが不死身で怖かった。
容疑者Xの後だったから、同じ役者だとは思えず。
韓国俳優って作品ごとに別人に魅せるから本当に上手い。
話は難解だったが、モリモリのアクションと銃撃戦が見せ場なのかな
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容疑者X 天才数学者のアリバイ(2012年製作の映画)

2.3

容疑者Xの献身の韓国リメイク。
日本版の方が好き。やはりオリジナルには勝てない。
ただ、非モテ陰キャの石神を演じるにはリュ・スンボムの方が合っている。
殺害シーンと靖子を表現するには、韓国は少し激しす
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

2.5

あ〜れぇ〜?
私には、ちょっと期待外れでした。
キャスト陣の繊細な演技や絵の美しさで最後まで飽きることなく観ましたが、話が前後したり、考察系に持っていく必要あるのかな?と…。
若い男女3人の拗れた青春
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PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

2.7

男くささゴリゴリ満点の映画。
演出上カメラのブレが多いから視覚過敏な人は観ていると酔ってしまうかも?
ハ・ジョンウ好きにはたまらない一本。
台詞は、ほぼ英語なんだけど、ハ・ジョンウって異国語の台詞多め
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

閉鎖的な環境で生きてくにはイエスマンでいなければならないのか、村八分なんていう言葉がよく分かる気がした。
賢く生きるためには臭いものに蓋をしなければならないのか。世の中ってそんなものなのかも知れない。
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グローリーデイ(2016年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます


韓国男子の友情って熱く描かれている事が多い気がします。
そのぶん、脆くもあり、残酷に感じてしまう。
いつだって貧困者は優しくて犠牲者になりやすい。
韓国のお家芸だとわかっていても、心を打たれてしまう
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

1.2

実話というだけに、感想が言いにくいのだが、原作者の気持ちが伝わるようで伝わらなかった。
岡山天音だから「間違いない」だなんていう先入観は危ない。いえ、決して岡山さんへの悪口ではありません!
引きこもり
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

知的障害の父、冤罪とくれば間違いなく涙腺崩壊案件だが、冒頭早々から涙が止まらない。
父親の知能が6歳の娘と同等なこともあるせいか、世の中の親子よりも波長が合う。
だからこそ、ヨングとイェスンの父娘絆が
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

目撃者は盲目の鍼師。
まず設定が好き。
まさか暗闇では見えるとは思わないよね。
展開もオチもこの映画では分かりきっているんだけど、画面から目が離せない!
次はどうなる?誰が裏切って、誰が味方なのか?
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.3

「死」というものがテーマになっているのかな。若い男女が出会い、悪い予感、今日と明日への不安、抱いている苛立ちをこの2人の男女を通して映しだされる。
障害や貧困、家族、みんな情緒不安定で生きづらくて、こ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.5

歌が上手くなりたいヤクザと合唱部長の男子中学生が出会う。
ヤクザと中学生の師弟関係。
多感な時期に出会う大人って、ずっと心に残るもんなんだろうな。
変声期の紅を歌う聡実くん、よく頑張りました!
にして
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