つぐみさんの映画レビュー・感想・評価

つぐみ

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波紋(2023年製作の映画)

3.9

筒井真理子だと聞くだけで、怖いもの見たさのようなワクドキがある。
宗教が心の拠り所の主婦、依子。
家族との不協和音もあって次の展開が読めない、それが面白い。
主人公の日頃からの鬱憤が徐々に弾けていくと
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his(2020年製作の映画)

4.0

ゲイカップルと、その娘や妻、村の人々との交流を葛藤や迷いを通して描いた作品。

前半はつまらなく感じて最後まで観られるか自信がなかったのに、中盤から涙が止まらなくなった。とにかくセリフが良い!
やはり
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ハッピーニューイヤー(2021年製作の映画)

3.0

クリスマスイブから年越しまでの時を高級ホテルを舞台に14人の恋模様を描いたストーリー。

思いの外、楽しめた。
やはり劇中のOSTが盛り上げてくる。
なんと言っても、ハン・ジミンの切ない恋心とちょっぴ
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ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

離婚したい夫婦が熟慮期間30日前に記憶喪失となり、果たして無事離婚できるのか?といった物語。

記憶喪失は、もはや韓ドラあるあるの設定であり、ラブコメときたらラストはハッピーエンドが予想されるんだけど
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僕と春の日の約束(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

スランプ中の映画監督、イ・グィドン。
森の中で奇妙な4人組と出会うが‥。
これはタイトルとパッケージに騙されてしまうよね。

3話のオムニバス形式で進んでいく。
主要人物はみんな誕生日、爆発音を聞いて
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

前編に続き鑑賞。
少し無理があるかな?とは思った。
前編の勢いがあったから尚更、そう感じてしまった。

しかし、今や主役級の役者ばかり登場してる。柄本佑はノーマークだったからビックリだね。

この映画
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.3

昭和64年、少女誘拐殺人事件が昭和天皇崩御と重なる。
時は経ち平成14年、時効1年前になっても事件は未解決のまま。
しかし、警察の失態があり隠蔽されていた事実が発覚‥。

物語が昭和の終わりに設定して
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愛に奉仕せよ(2022年製作の映画)

3.8

家族のために幹部昇任をかけて師団長の炊事兵になるムグァン。
上司の若妻と愛し合ってしまうのだが、これは安っぽい不倫劇でもなく、エロ映画でもなく究極の愛の話だった。
若妻との愛に溺れて、少し傲慢になって
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夜明けの詩(2021年製作の映画)

2.0

ストーリーを理解するには難しいのだけれど、日曜日の夜に観るにはちょうど良い映画だった。
ボーっと眺めながらの鑑賞。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

23人の少年少女と成人女性殺害で死刑が求刑された犯人が一件の事件だけは無罪と主張し、大学生の雅也に事件を調査させる。

阿部サダヲのサイコパス役は、やはり見応えある。ターゲットを見つける臭覚が凄まじい
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.5

加湿器殺菌剤で家族が被害に遭った。
医師である父親が殺菌剤メーカーに立ち向かうストーリー。
2011年の韓国で起きた実話。

てっきり裁判モノかと思いきや
しっかりどんでん返し系&復讐劇、どこまでが実
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連鎖(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とある村で暮らす30代の知的障害者のソックと家出少女ウンジが出会い、友情を育むが、青年ソックは誤解により性暴力の疑いをかけられる。

「流浪の月」でもそうだったが、歳の離れた年下の少女と仲良くすると世
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善惡の刃(2016年製作の映画)

4.2

2000年8月韓国で実際に起きた益山ヤクチョン五叉路でタクシー運転手殺人事件を元に描いたストーリー。
お金と権力に狂った警察と検察による法の支配が胸くそすぎる。

うだつが上がらない弁護士と不運な冤罪
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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

3.1

姉のサンオクがアメリカから突然の帰国。
唯一の家族、妹のジョンオクと再会を果たすが‥。

主人公のサンオクが病気を患っていることは序盤から気付けた。
主人公の死生観が語られる映画。
長回しカメラが特徴
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

2.0

自由奔放な女性講師に恋をした美大生みるめ。
タイトルがインパクトが強くて、当時は衝撃的だったけど、観てみるととてもポップな映画。
自由人すぎるユリに振り回されてる若き青年。
この年頃の人って、恋愛が全
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

心優しい介護士がロストケアの信念で42人の老人を殺めたことから始まる物語。
介護士・斯波と対峙する検事も自身の親と向き合っていく。

斯波は本当に間違った正義なのか?
斯波に対して怒りを露わにする遺族
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空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯(2015年製作の映画)

3.8

詩人になることを夢見て日本の大学へ留学した尹東柱の実話。

尹東柱が日本での朝鮮独立運動の反逆者として逮捕され獄死してしまうのですが
第二次大戦中の日本が、朝鮮人に対して何をしたのか?
日本人としてあ
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.8

カン・ハヌル見たさで視聴。

画面自体も暗くて
所々でホラー要素を含んでくるので
途中で断念したが、オチが気になって再開した。

ヒョンが怪しいとは何となく気づくものの
終盤にもう一捻りがあるとは!
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雨とあなたの物語(2021年製作の映画)

4.0

初恋の子へ手紙を出した事から始まるラブストーリー。
携帯電話がまだ普及していない、あの時代じゃないと描けないお話。

ラストに隠されていた事実。
あまりにも切ない‥がハッピーエンドだと思いたい。
頻繁
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.8

心を閉ざした中年女が父の葬儀のために青森まで向かうロードムービー。

こんな映画が観たかった!

物語は静かに進行していくのに
主人公陽子のカラッカラッになった心と他人にビクついている様子が見ていて刺
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生きちゃった(2020年製作の映画)

2.0

ドリカム編成的、幼馴染の物語。
愛の魂を感じる3人の演技は素晴らしいのに、ちょっと心が置いてきぼりに‥。

仲野太賀も若葉竜也も好きな役者さんだから最後まで観たけど、3人の構図がよく分からなかった。
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ノーボーイズ,ノークライ(2009年製作の映画)

3.5

家族が居ない孤独なヒョングと家族を養うのに生活苦な亨。
2人の青年の絆物語。
ストーリーはさておき、ハ・ジョンウも妻夫木聡も若々しく、時代を感じる。
J-Pop黄金期の音楽も劇中に使われていて、今観た
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ハント(2022年製作の映画)

3.5

国家組織に潜り込んでいる北のスパイを探しだす、安全企画部の海外チーム部長と国内チーム部長の腹の探り合い。

韓国の歴史背景を念頭に置いて観なきゃ難しい。
難しいながらも、どっちがスパイなのか、何が起き
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渇水(2023年製作の映画)

2.0

水道料を払わない市民に対して水を止める水道局職員の苦悩な話。

この映画を見るまで、水もタダで良いじゃないか!って考え思いつきもしなかった。
でも安心して美味しい水が飲めるのって日本くらいなんじゃない
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私は王である!(2011年製作の映画)

2.5

長男の女、酒の品行下劣により
甘ったれ三男坊が世子に任命されちゃうコメディ映画。

しかし、明の国に貢ぎ物として女性を差し出すだなんて実際の話だろうし、公衆の面前で若い女の子が裸にさせられるのも日常茶
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

4.0

探偵のチ・ヒョンスが少女誘拐事件の容疑者として捕まるが、何かの手違いで検事に間違われる。

「あなたも必ず、この男に騙される!」

単純に探偵さんが事件を追いまーす!だなんて観ていたら頭が混乱しちゃい
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

ファイル共有ソフト「Winny」開発者
金子勇氏が著作権法違法幇助として逮捕されてから無罪を勝ち取るまでの物語。

当初、私はWinny=怖い 金子さん=悪い人 といったイメージでいた。
周囲にインタ
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

孤独な高齢者をターゲットにした、高齢者専用売春クラブ。
高齢者の性を題材にしたタブーな内容。

パチンコ依存症、貧困シングルマザー、親の介護、事業に失敗したホームレスの父、生きる気力を無くした年老いた
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ザ・ガーディアン/守護者(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ムショあがりの男が娘のために平凡な人生を送りたいのと、過去に所属していた裏社会の組織が「平凡」に殺そうとする、両者の攻防戦。

チョン・ウソン先輩のカーチェイスって、なんであんなにカッコいいのかな。
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非常宣言(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

飛行機で生物兵器ウィルスが撒かれることによる機内パニック映画。
コロナ発生後の映画だから、未知なるウィルスと人間の闘い&向き合い方なのかと思いきや、テロリストのイム・シワンは早々に死んだし、後半はお涙
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ひとりぼっちじゃない(2023年製作の映画)

1.5

King Gnuの井口理の主演映画。
影の薄い歯科医ススメと謎の女、宮子。

特に大きな展開はないし、急にホラータッチになるし、捉えどころが掴めない宮子に途中からイライラしてきた。

唯一の救いはスス
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

2.3

ホームセンターの店員と客の関係で出会った夫婦。嫁の日和が、自分の悪口をSNSに書かれているのではないか?という不安からストーリーは始まる。

夫婦という家族だからこそ、なかなか口には出せなくて向き合え
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

2.7

幡ヶ谷バス停暴行死事件をモチーフに描いた作品。
この事件はニュースで見ていてよく覚えていた。
やりきれない気持ちだったので観るか迷ったが、自身の仕事への向き合い方のヒントになればと思い鑑賞。

ラスト
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

コロナ禍の東京。
足を負傷したダンサーの照生とタクシー運転手の葉。
照生のバースデー事に過去に遡って物語が進んでいく。

どこにでもいるカップルのありがちな行き違い、別れ。
セリフが自然体なのにキュン
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

1.5

モテる男が複数の女性たちとの縁を切るために偽女房を見つける。

小池栄子のダミ声が慣れなかったのと
途中で寝てしまった。

記録

マイ・ハート・パピー(2023年製作の映画)

3.0


オモニの死にうまく向き合えない主人公ミンスが愛犬ルーニーを手放さなければならない事態になる。
里親探しのロードムービー。
韓国の映画とは思えないくらい、血も流れない、衝突もない、ただただドタバタ劇場
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