大満足！！！
なんていうか、映画としてすごくちゃんとしてる。おい急にどうした？
まず伊福部昭さんの音楽の力(リキ)が凄い。書き下ろしテーマ曲のおかげでタイトルバックのかっこよさが何倍にもブーストされてる。
怪獣と怪獣、怪獣と人間、怪獣と機械、あくまで怪獣を中心にしたお話づくりのおかげで、ここまで観てきたvsシリーズ全作に共通する人間同士の絡みが酷すぎて見てられないっていう問題が解決されてるから本当にストレスフリーで画期的だった。ゴジラの顔の演技に手が込んでるのもあって、観てる側は怪獣側に感情移入することになる。vsメカゴジラ初戦の後の、目元をヒクつかせながら自分の偽物を見下ろす表情とか凄い。
で、言わずもがなメカゴジラがめちゃくちゃ強いのが良い。同時に、ゴジラ完全復活後のやられっぷりも素晴らしい。完全防御をシンプルなパワーで正面からブチ壊す展開、好きェ〜！
人類の善悪の規範も、想像力も超えた自然とどう関わっていくべきか？ていう、初代にも通じるシリーズの総決算的なテーマをしっかりエンタメに落とし込んだ傑作。
本来これが初代から20作目&40周年の一区切りになるはずだったらしいし、そうするべきだったと思う。
