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ゴジラVSメカゴジラのmitakosamaのレビュー・感想・評価

ゴジラVSメカゴジラ(1993年製作の映画)
3.3
いやぁ、シリーズ物の暴走をこれでもかと突き進んでくれたね。もう川北ワールド全開。
極彩色のビームを撒き散らし爆薬仕込む仕込む。金粉も大いに巻く。むちゃくちゃだよ。
ゴジラはあくまで最強モンスターという役どころに徹しきった。もう核兵器へのメタファーとかは何もない。あくまでゴジラという最強キャラに最強メカで挑む怪獣バトル。
ま、それも潔いよ。

対ゴジラの国家的組織Gフォース。対ゴジラ用の兵器開発。世の中が対ゴジラで成り立っている大胆な設定。

キングギドラでの設定を活かして人類側の兵器としてメカゴジラ。この時代の怪獣はみんな犬顔だが、メカゴジラも例外なく犬顔。
でも局面で構成されたVS版は、直線的デザインの昭和版や、後の機龍と共に個性的でどれも好きだなぁ。
ガルーダとの合体など見所も多数。

物語はなんというか取り留めもない。
平成のミニラともいうべきベビーゴジラが出てきたことが大きなネックかな。
三枝未希がベビーと触れ合うことで、三枝を対ゴジラの超能力少女以上のキャラクターに引き上げたね。
ベビーは目が不自然に大きくてデフォルメキャラというかファンシーキャラみたい。これがもう少し生物感ある顔立ちなら良かったのに。

高島おにーちゃんが主役。忠雄に政伸、政宏と親子兄弟でゴジラ映画の主役なのも凄いな。

あとクドイ演技の原田大二郎。変な英語でおっさんが操縦するんだ。メカゴジラを。次作のモゲラを操縦する柄本明と同じくらい変だよなぁ笑
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