多摩美術大学の卒業制作の中で優秀作品に選ばれた短編アニメ。忘れていてもずっとそこにいる存在を描いた話。
期待しないで見たけど思ってたよりは全然良い作品でした。繊細なアニメーションのタッチに加えて、音楽の使い方も上手いし、卒業制作あるあるの余計なモノローグが全く無く、好感の持てる部分も多かったです。ただその一方で、今作が嫌いだという人の意見も分かる気がします。とても美しい作画ですが、抽象的だし、狙い過ぎている感じがあるし、CMっぽいノリにも見えなくはなかったです。おそらく、この監督とスタッフは優秀だと思うんだけど、こういう題材だと好き嫌いもはっきり分かれるのかもしれません。
