しばお家

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のしばお家のレビュー・感想・評価

4.0
シリアス6、コメディ4のしんちゃん映画。

制作期間7年、僕も7年ぶりに映画館でしんちゃんを見に行ってきた。
今回は特撮も顔負けするほどの怪獣vsロボットバトルが1番の見どころ。もとがギャグアニメなので、近年のCGアニメーションにどこか感じていた人間離れした不自然さもなく、序盤の重力を無視した動きで一気に世界観に連れ込まれた!

松坂桃李さんが声を務める弱者男性の設定がリアルすぎて、コメディパートが全く笑えない!笑
引きこもりや不景気、タイムリーすぎる時事ネタが全部盛り込まれていて『闇金ウシジマくん』くらい説得力がある一方で、子どもが絶対わからないニッチなネタや「そこでふざけるか?」ってところでふざけてくれるところはクレしん映画の伝統を踏襲していて、まさにファミリー映画だった。
子どもの笑いも響いていていいね!




以下微ネタバレ
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社会的弱者の救済方法として「がんばろうぜ!」は解決になっていない気がするけど、今の日本社会ではそうしていくしかないんだろうな…何よりサラリーマンで一家の大黒柱のひろしの口から放たれるのが、この言葉が重くのしかかった理由。
父は偉大よ…
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