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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のEDDIEのレビュー・感想・評価

4.0
大切な誰かのために頑張るっていいよね。やっぱひろしだなぁ。
CGアニメーションの臨場感ある映像が楽しい!
夏のアトラクション映画はM:Iかしんちゃんで決まりだ!

いやぁ楽しかった!

クレしん映画は1995年『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』以来の劇場鑑賞。
当時小学校低学年だった僕は、最前列で映画を観て、なんとなぜか序盤に大量の鼻血が出て鑑賞離脱。
劇場スクリーンの外のベンチで鼻血が治るまで寝ていた記憶がこびりついています。これが僕の苦い映画館デビューでした。
実に28年ぶりのクレしん劇場鑑賞であり、リベンジ。

そして今作は僕が原作と実写版ともに大好きな『バクマン。』の大根仁監督がメガホンをとります。

冒頭から一気に引き込まれるしんのすけとみさえの追いかけっこ!迫力満点で臨場感抜群の見せ方が楽しい楽しい!
さらに映画としては社会的な貧困問題に切り込んでおり、30歳にしてティッシュ配りのアルバイトをしながら日銭を稼ぎアイドルに貢ぐ人生を送る非理谷充という人物がキーパーソンに。
一人のある意味社会的弱者が人生がうまくいかず、何か力を手にすることで世の中が大きく狂わされるというなかなかエグい話をしています。

しんちゃん映画なのでさすがの笑いどころはたくさんあるんですが、シリアス路線な話の全体感としてはなかなかに大人向け。
だから十分に大人でも楽しめるようになっています。
バトルシーンも迫力満点なので、本当に大袈裟でもなんでもなく、この夏のアトラクション映画としては『しん次元しんちゃん』か『ミッション:インポッシブル7』を観ればいいと思っています。

そして『しん次元しんちゃん』は卵映画。
この映画では、まさかまさかのしんのすけに超能力開眼。
その力を確信したのは朝食の目玉焼きだ。
しかし、まだ自分の想像の範疇でしか能力を役立てていない。
後に手巻き寿司に卵焼きが巻いてあるように、家族の大切な時間を守るために彼は戦うのだ。

〈キャスト(声の出演)〉
野原しんのすけ(小林由美子)
野原みさえ(ならはしみき)
野原ひろし(森川智之)
野原ひまわり(こおろぎさとみ)
シロ(真柴摩利)
池袋教授(鈴木もぐら)
ヌスットラダマス2世(水川かたまり)
深谷ネギコ(鬼頭明里)
非理谷充(松坂桃李)

※2023年新作映画105本目
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