このレビューはネタバレを含みます
2.5点。万人にすすめられる映画ではなくエンタメ感は控えめ。今までのジブリの見飽きたところが多々出てきてガッカリした。ポニョで観たようなたくさんのおばあさんたちがまた出てきて、もうウンザリした。メッセージは難しいが、宮崎駿のメッセージとして捉えられるところがかなりあり、宮崎駿個人の人生、そしてジブリに対するメッセージに見えてしまったが、そういうことなんでしょうか。良くも悪くも最後の作品、ってことかな。たくさんお金も稼いだし自分たちのお金で作るのだから自分の好きなようにやったのならよいとは思うし、なんとなく監督のメッセージは伝わりました。
今回の宣伝方法から、ファンタジーが始まるところまではとてもワクワクして良かった。宣伝方法はまぁこのビジュアルや中身だとこうせざるを得なかったんだろう。まともにやっても爆発的に売れない内容だろうし、すでに多額の制作費を注ぎ込んでいて回収不能と鈴木敏夫も言っていた。
期待していただけに正直に面白くなかったので、期待はずれだったとしか言えないが、宮崎駿がやり切ることができた最後の作品として見れば、これはそういう意味で良い映画だったのではないかなと思いました。
いや、そう思うしかないでしょ、消化不良で胃もたれしちゃうよ！
