ナリキヨ

君たちはどう生きるかのナリキヨのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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今回が最後、最後と言い続けてる駿氏の前作「風立ちぬ」を観た時は結構琴線に触れてしまい、大泣きで観たのだがそれは作品に泣いた訳で、映画を見たあとには「言うてもまだ作るかもよ」と漠然と思ったのだけど
今作を観て、観てる途中に泣くことは無かったけど「あー、駿は本当にこれで最後だと思って作ったんだなぁ」と脳を痺れさせながら思った。最後の作品だーと喪失感でボーッとしながら、こんな一方的で異形の、それでいて圧倒的な作品を遺作として残す事は幸せな事なんじゃないかなと、もし駿が幸せならそれでいいです👍みたいな。で、オメー誰だよ!!誰様のつもりだよと自分でなりました。

作る業、夢見る業。希望してしまう業。それでも、というタイトル。散文的に自己を振り返り、さらにそれでも作り続けるという意味ではホドロフスキーのエンドレスポエトリーを見た時を思い出した。



しかし日本人?アニメ好きの中年?は宮崎駿大好きだね。観た人みんな彼氏かよ、みたくなっとる(我含む)
以上の様に書きましたが、まだ作ってくれるなら何度でも観に行きますよ勿論
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