君たちはどう生きるかのぴなこのネタバレレビュー・内容・結末

私の感性や価値観の形成に大いに関与してるジブリの新作であり、駿の最後の劇場作品になるかもしれないということも相まって、トトロの青い画面が出てきた瞬間に泣きそうになった（笑）
今作は駿の思想が色濃く出てる作品だったと思うけど、それが直接的にではなくて間接的に、メタファーとして表現されてる部分が多かったから、一回観たくらいじゃわかりきれない部分も多いと思った。難しかったと言えばそこまでだけど、この作品に対する解像度はその気になればどこまでも上げれる気がする。勿論作品そのものの面白さも重要だけど、それよりも作品を通して駿が何を表現したかったのか、私たちに伝えたかったのかを読み取りたいっていう思いが個人的に強くて、1回目の鑑賞はそっちに全振りしすぎたかもしれん...色んな感想を読んで上で何度も鑑賞したい、観るたびに新しい気持ちになれる作品だと思う。
あと、今作も久石譲の音楽がすごく良くて、火事の回想シーンの曲が特にグッときた...久石譲がお元気なうちに今作を作れて本当に良かった。