エンドロールが終わって、スクリーンを出てから何故か感情が込み上げて涙が出た。
初めての経験だった。
一本一本アナログで生み出されたアニメーションが、感受性に直接語りかけてくるような、
ストーリーとか伏線とかそういうのでない、
ただ感じて、何を思ったかを自分自身で反芻する、現代社会に真っ向から向かった映画だったと思う。
どう反応して良いのか分からない。
けど、感じるものが確かにあって、不思議に涙が出てきた。そしてタイトルの強さ。
もの凄く純粋なものに触れた時の感覚で、
衝撃的だった。
映画が終わってからの観客のリアクションもほぼ沈黙で、そりゃそうだなのだが、
これを正に宮崎駿は、ジブリは狙ったんだろうなと思う。
考えるな、感じろ。
素晴らしい問題提起作ではないか！
