2023.07.23
宮崎駿監督10年ぶりの長編作という事で鑑賞して参りました。
『風立ちぬ』の公開から早いもので10年という歳月を経て、次はどんな世界を描くのだろうと久々にジブリ作品に触れたくなったので鑑賞して参りました。
公開からちょうど一週間ほど経過しますが私の鑑賞した回は2，3席ほど残してほぼ満席に近く改めて宣伝効果も抜群だったと言いえますね。
中々に評判は割れ気味と言えますが個人的には期待値以上に満腹になれる作風だったと思います。
宮崎監督の生き抜かれた時代やこれまでに巡り合ってきた人々。
何より-創作者-として貫いてきた信念と呪いのような部分が何層にも連なり多彩にミックスされ監督の内面を真っ裸にさらすかの如く俺の直球を受けてみるがよいっ！！！
という具合にスクリーンから魂の揺らめきを感じ取れた気がまします。
そしてさらけ出し切ったところでタイトルの『君たちはどう生きるか』という問いかけを考えると本当に様々な想いを乗せて本作に挑まれたのだと思います。
宮崎監督は今作をもって引退される事を公言されておりましたが、
恐らく創作者としてまだまだ描きたい世界観があるのだろうと踏んでいるので、
表舞台に限らず宮崎駿監督から見る現代に対する視線も見てみたいと思う自分もいるので、その為には私自身も今という時代を懸命に生き抜く事を忘れてはならない事を学ばせて頂きました。
