ベストセラー原作、賛否両論、考えさせられる...などいろんな情報や評判を聞いていたので、結構構えてみてしまった。
観終わって、純粋なアニメーションとして楽しめなかったのがなんだか悔しかった。
これはなんの伏線だろう?これは何を意味してるんだろう?シーンとシーンを関連づけて、伝えたいメッセージを読み解こうとしてしまって、アニメ作品の最大の良さを噛み締められなかった気がする。
大人になってから、作品を見るときに必要以上に考えすぎてしまうようになったなあ。小さい頃にわくわくしながら考えるよりも感じてた感覚を思い出したい。
本作も、先入観のない状態でもう一度観たいなと思った。
いろんな生き方をするキャラクターがいてるなかで、特にヒミの最後の選択が響いたな。
たとえ他の選択肢があったとしても、歩んできた人生をもう一度選びたいと思えるような、そんな生き方がしたいと思ったし、そういう選択ができる人間でいたいと思った。
山時くんの声がまっすぐで優しくてとても素敵だったな。