「風立ちぬ」が合わなすぎて、宮崎駿とはあれが今生の別れだと思ってたんですが、スルーしなくて良かったです。まさに宮崎駿の集大成、これまでの作品を巡る時の回廊。かといって過去作の寄せ集めではなく、いまだ衰えぬイマジネーションの洪水に驚きました、ぱやおまだこーゆーの作れたの！！早く言ってよ！！
作画ほんとにやばくて冒頭の階段のシーンで「すごい…ぬるぬる動いてます…」と呆然としました。鬼滅とかのぬるぬるとは土俵が違う。でも1箇所だけ、みんなも「ばかうけだ」と思ったとこあったでしょ？あったよね？あとぱやおには熟女がこう見えてるんだなという癖を感じました。
そろそろパンフレット発売開始してるかと思ったらまだなんだねー。声優さんの答え合わせしたかったな。なんで邦画は演者さんと役名を併記してくれないんだろ、昔から不満です。公式バレしてるからこれだけはいいよね、キムタクの声がイケ散らかしてて悔しいことにキュンとしました。
以下ちょっと内容に触れます。
内容ですけどダン・シモンズの「エンディミオンの覚醒」を思い出しながら観てました。ヒミとアイネイアーがかぶってしまい最後はうるっときた。
80を超えてもあんなにも瑞々しく少年少女を描けることに驚愕する。私がジブリ映画に求めていたのは「ときめき」なんだと気がつきました。今作はときめきに溢れていた。私がジブリに感じるときめきとは、少年が壁を登ったり、人外の生き物と人が徐々に距離を詰めて関係を変化させていくことだったりします。「友だち」って呼んだ時、涙出ちゃった。
