このレビューはネタバレを含みます
ワクワクとかキラキラよりも前に、爽やかさ(暗い話だとしても)がジブリだと思っていたけど、この映画はなんとも言えない居心地の悪さ…ザワザワ感が終始続いていた。いつもは強さを感じるけど、今回は弱さとか脆さが際立った。
パッチワークのようだと思った。散りばめられたモチーフのせいでいろいろ勘繰ってしまうし、いいね!がいっぱい付いてるnoteの考察にも納得してしまう自分もいる。でも、そこまで難解ではなくって、むしろ露骨な(それもわざと)作品だと思った。
心に物語を持っている人はきっと強く生きることができるだろうな。自分で作ってもよいし、誰かの物語を借りても構わないし。そう思える映画だった。
(空に浮かぶ大叔父の持ち物だったやつ…最後弾けたやつ石じゃなくて種じゃね?と思った)
遺作と言わずに、しゃあしゃあとあと5作品ぐらい作ってほしいよう
あと、漂流教室に似ていると思った。違う時、空間へ行き来する、条件は違うけど世界を跨ぐような建物がある、母に助けられる、、、(たしかそんなかんじだよな、今手元にないからなんとも言えないね)あれのほうがむしろ、お前はどう生きるか?!と強く問われている気持ちになるけど。直接的すぎるが。