かさい

君たちはどう生きるかのかさいのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃおもしろかった。複雑な構造が楽しめるかどうかで評価が分かれてるんだと感じた。
ファンタジーにの物語構成に多いのが、浦島型とかぐや姫型の2パターン。
浦島型は、主人公が別の世界に行き、また元の世界に帰る物語。元の世界→竜宮城(別世界)→元の世界。
かぐや姫型は、別の世界から来た主人公が我々の世界に来て、また別の世界に帰っていく物語。月(別世界)→我々の世界→月(別世界)
主人公の眞人は浦島型で、現代の世界から、塔の中の世界へ入り、現代へ帰っていく。ヒミはかぐや姫型で、過去の世界から、塔の中の世界へ入り、過去へと帰っていく。
塔が様々な世界へのポータルとなっており、現在と過去、上と下の世界を繋いでいるという構造を途中で把握できないと、おもろしいと感じるのは難しそう。
作中の時間が戦中だったのはなんでだろう。「となりのトトロ」や「千と千尋」みたいに現代を舞台にした方が、視聴者が共感しやすかったと思うのに。やっぱりスマホが邪魔だったのかな。
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