このレビューはネタバレを含みます
最初は主人公の夢か妄想かの世界なのかなと思ったけど、これはきっと宮崎駿が描くこの世なのだなと思った。
なんとなく理解できるような理解できないような言葉にできるようなできないようなもどかしさもあるにそれがなんだか心地よさもあって。
最初の眞人が駆け抜けていくシーンがとても印象的だったのと、父と子と、母と子の関係性の描かれ方と、
ペリカンが血だらけで庭に落ちてきたシーン。「こうして生きるしかなかった」の言葉にとても苦しくなった。きっとそうするしか生きる術がなくてどうしようもなさが胸を締め付けられそうにはった。
ちょこちょこエヴァを彷彿させるようなシーンがあったけど(比べてすみません)
個人的にエヴァより理解ができたような気もするし、好きだった。
わざわざ映画館に足を運べてよかったなと。
もしかしたら宮崎駿の最後の作品になるかもしれないと考えたらとても感慨深かった。