君たちはどう生きるかのイワシのネタバレレビュー・内容・結末

原作未読。
初見の感想として、「宮崎駿映画作るの下手になったのか？」というのが正直な所。

原作は読んでませんが、タイトルからして「映画を通して何かを伝えたい」という前提に立って視聴しました。
最終的に「戦争も続いている辛く厳しい世界だけどそれでも生きていく」というありきたりな話だとおもうんですが、その前提となる「辛く厳しい世界」の描写が薄くて弱い。
なので、最後の主人公の選択も弱い。
そもそも二択になっている「理想的な世界を作れる可能性」自体も弱い。割とその世界でも殺されかけてるし。

といったところで、強いメッセージ性をもった映画の作りとしては余りにも伝える手法が拙いと感じた。


でも、思い返せばジブリでちゃんと泣いたこととかないしメッセージ性をそこまで意識したこともないし、「いつものジブリ」と思えば十分だったのかもしれない。
ここ何作かの新海誠が出来が良すぎたのでハードルが上がっているのかも。贅沢な話ですね。