ようやく私に寄せてきたハヤオ。
スピリチュアルだけど宗教的ではない感じは村上春樹の最新作に近いかな。もし彼の作品を映画化するならこの今作のようなテイストが良いかも。
自慢じゃないがジブリが好きじゃない。だからジブリの映画を見たことがない。もちろん何となくのイメージや特集、解説とかは目にしてしまっているのだが。ひょっとしたら長年のファンには評価は悪いかもしれないとは思った。結局のところ彼らは戦闘美少女が好きなだけでは？
彼らの作り上げる、PTAご推薦みたいなイメージが、情操教育のため子供にトトロを見せるような輩が、私は嫌いだし、ハヤオも実は嫌いだったんじゃないかな〜と推測。
子供むけエンタメを装うことを辞めてようやく底意地の悪さを表面化することを決意したそんな印象。
ハヤオの人間の業を考えたらファンタジーなキャラクター書いてる人のいいおじさんなわけはないのに。「子供に教育として半ば無理やり、トトロ観せるのはやめちくり〜」って思っていたと思うw
タイトル、原作のせいで、引退間近の、ハヤオからの道徳的なメッセージと誤解されてそうだが、君たちとはファンや観客、若者ではなく、自分のこと。「俺、ハヤオ！はどう生きるか」だろう。つまるところ本音は「俺も庵野みたいにオナニー作品作りてえ！！！」これが本タイトル。
