レビューしてませんでした。
監督の思いが伝わればいいなという点で評価上げます。
もちろん私の解釈上でのことです。
アカデミー賞獲るとまでは思いませんでしたが、私が思うより世界は受け取る器があったという事でしょうか。
わりと王道なメッセージではないかなと思いますが今必要なメッセージですよね。
私なら？と考え、やはりそうだな、と思う。
時々全て一から作り直したくなる時ないですか？私はあります。全部捨てたくなったりどかこへ消えてしまいたいなんて時がね。あったりしました。
でも、全部地続きなんです。ファンタジーだけどファンタジーで終わらない。全部背負って生きていく。
あー、King Gnuの白日とはそんな感じかと思いますね。(え、違うかー？)
そのために、それでも進むためにね、何か少し良くなったらいいよね、その少しってなんなのか。
みんながみんな自由で自分勝手に自分を大切に、自分らしさを主張したらどうなるんだよ。自分のことばかりで出来た世界は今ここにある世界。
隣にいる誰か、世話してくれたあの人、手を取ってくれた人、自分が手を差し伸べたいと思った人、そんな人が一人でも居ることを思い出してください。
宮崎駿「ありゃエヴァンゲリオンだよ(文句をグッと堪える)」と言っていたのには笑った。それな、やっぱりね、当たった！と思って、宮崎駿ファンである私は嬉しかった。
監督と仕事を共にする方々は本当に大変だろうけど。
私は日本人として神道民族信仰八百万の神に感謝し、時に必要な分だけ狩りをし、農地を耕し、狭い島国だからこその近い隣人を認め、争いごとをなるべく避け、敵にも敬意を払い、自分から名を名乗り、顔色を伺い、細かに気を遣える、そんな日本文化精神が好きです。
そしてそれこそが世界に必要な事と思います。
義母とのシーンよかったです。
実母の死は必要ですよ。
ただね、なんで実母の妹が義母なんだよって倫理的なツッコミもでるけど、顔が似てるってところもポイントだし時代背景的にもまぁ、ごく普通だったのかなと思うので許容範囲内。
