marvel初のサスペンスとか、ミステリーとかという御布令で宣伝された本作。marvelなのでさすがにアクションはあるでしょう。と思いきやかなりサスペンスに比重を置いていました。これは冒険ですよね😅
マダムウェブってキャラも全然知らないけどSSUが最近MCUの低迷の陰で勢いがついてきた気がするのでとりあえず劇場には行ってきました。
正直なところ、やっぱりアクションが欲しかったところ。制御できない予知能力を使って色々やってはいるもののどうもそこまでハラハラさせる展開ではないし、ラスト30分でmarvelらしくなってきたのものの火力不足は否めない。しかしこれは失敗作だとも思えない。原作のマダムウェブを知っていればそのオリジンに触れる事ごできる話である事は違いない。なのでこれは作る順番が悪いんじゃ…と思いました。
スパイダーウーマン達の映画を作ってからスピンオフでこっちをやってくれると良かったかなぁと思います。
アメリカでは初週の興行収入は1500万ドルと「モービウス」にすら及ばない発進。私の予想を遥かに下回る数字でした。
ヒーローの名を冠した作品で斜め横から攻めたらいかんのですよ。と今後の勉強をさせてくれた映画であるとは思いました。
ヒーローで奇抜な事をやりたいんならドラマの方が受け入れ易いのかなぁ。MCUの「シーハルク」なんかは本流の面白さを残しながらも実験的なストーリーでオチは卑怯だけどやけにハマれたんですよね。そこら辺の視聴者や観客への楽しませかたってのはMCUは心得過ぎです。
今後もまだ製作予定のSSU映画はありますが、この企画は黄色信号と言ったところですかね。MCUですら過去ほど客を呼べなくなり、DCUも心機一転でまたヒーロー映画界を荒らしそうな中、この成績での邪道路線のSSUは入り込める余地がない…とも思えます。次は「クレイヴンザハンター」の公開が待機していますが、この評価でSONYは大きな決断をすると思います。
ただ本作を単に駄作と認定できないのは、マダムウェブやスパイダーウーマンの事を知った上で観ると一連のストーリーテリングも描写の一つ一つが重要と感じたからです。なにぶん説明不足が多い映画ですので予備知識無しでは全貌を掴めない。ユニバース最初の方でやる映画ではなかったかなぁ。
原作本来のマダムウェブがどのくらいの強さなのかよく分からないけど、本作では超人的能力を持つヴィランに対して丸っ切りノーマルなフィジカル面で予知能力と罠で応戦する闘いは純粋にカッコいいと思いました。
あと後のスパイダーウーマンの3人の女の子が可愛かった😊
映画館で観たから集中して観られたので内容は理解できた。って事で+0.5点で何となくMCUへ繋がるようなカットやシーンもあったので期待を込めた0.1点。家で観てたらたぶん何回か中座してかも。って事で加点がなければ2.8点くらいです。
あとマダムウェブさん。一回だけヒーローコスチューム姿を見せてくれますがこれが凄いダサい!ビジュアル変更願う。次があればだけど。