このレビューはネタバレを含みます
公開前から本国ではなかなかの酷評で、一体どんな物を作ったのだろうと不思議だった。私はスパイダーマンシリーズが好きだし、作品の良かったところを見つけるのが比較的得意だと自負している。
けどごめん、今回は負けた。
鑑賞中、顔を顰めたポイントを羅列していくね。
1. 主人公と少女3人の関係性ビルドアップ描写不足
ここが1番の顔しかめポイントだった。
最後の戦闘シーンでの彼女たちが向けるキャシーへの感情、まるで彼女達がすごく濃い日々を過ごしてきたような関係性のように描かれていた(演出されていた)ような感じがするのだけど、いや、え、違うよね?
地下鉄で彼女たちを助ける→森→ダイナー→モーテル的なところで一夜過ごす→ベンに引き渡す。
これ、2日間での出来事だよね?
あの感情になるのなら、もう少し丁寧描けなかったのだろうか。
2. 主人公の性格の一貫性
初めから最後まで、この人の性格がよく掴めなかった。そのせいで行動に説得力が生まれなかった。
さらにペルー行ってから帰還するまでの期間に何があったの?レベルで性格が変わっている。
確かにキャシーにとって大きな出来事おこってたと思う。大きな出来事は人を変えるよね、それはわかる。
でも真実知りました、はい新たな人間です
とはならんやろ。
自分のパワーについて知るシーンなんて、ヒーロー映画のひとつの醍醐味じゃんか。
それこそ丁寧な描写がいると思うよ。
3. 謎カメラワーク
序盤の母親殺害シーン、なんであそこだけコミカルなカメラワークやったん?
なにあの謎ズーム。
正直そこでワロタモード入った。
4. 最後の決戦焦りすぎ、そんでインパクト無さすぎ。
最後の悪役との決戦がまさにこの作品の印象を確かなものにしてしまった感じがある。
第一今回の悪役、印象も動悸も魅力も薄すぎるんよ。何回も言うけど(言ったことない)ヒーロー作品の出来と悪役の魅力は相関関係だと思ってるから、もうちょい作り込めんかったか?となる。
カットも凄く多くてくどかったし、最後の死に方もフラグを死ぬほど分かりやすく立ててくれたおかげで予想つきまくりだったし、花火パァン!の勢いでイケる‼️アツい戦闘シーンになる‼️とおもたんか…
5. 何あの謎分身術、別の能力の方向性おかしいでしょ
前情報無しに行った自分が原因と言われればそれはそうなんだけど、
単純に、なんなんその能力
6. 猫は?????
うん、猫は?????????