唐田エリカさん出演というところが決め手になって鑑賞。誰からも認められなくても自分の好きなことをやり続けていればいつか認められる時が来るかもしれない、そんな一筋の希望を見せてくれる物語だった。
誰にも認められなくても好きなことをやり続けている男と、ひも彼氏との生活の為に風俗で働く女。私も特にやりたくて選んだわけではない仕事と家の往復、休日には一人で映画を観に行く以外何もない人生なので、本作の主人公にとても感情移入出来た。
役に立っている実感もなく、誰からも認められず、それでも好きなことを続けるってとても辛いことだけど、それしか自分にはないから結局続けてしまう。でもずっと続けていたらいつか本作の主人公のように誰かの役に立てるかもしれないし、認められる時が来るかもしれない。そんな風に思わせてくれる暖かな物語だった。
あとやっぱり好きなことを続けるにしても、色んなことを経験することで見え方も変わるし進むべき方向性も見えてくるんだなとも。
とりあえず舞台挨拶付きの回でいいかくらいの気持ちで誰が来るのかも調べずに行ったら、本作を観る決め手になった唐田エリカさんもいらしていたので生で見れてラッキーだった!