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聖なる復讐者のyuzuのレビュー・感想・評価

聖なる復讐者(2022年製作の映画)
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今週のガッカリ・ザ・ムービー。
復讐モノっていうハズレ無しのジャンルで、なぜこんな映画になっちゃうのか。ましてや韓国映画でこんなダメダメな作品は久びさだ。

双子の弟を殺された主人公が、実行犯のいる少年院に潜入して復讐!って映画なんだけど、復讐劇の合間に、「弟が殺された当日の真相」エピソードが延々と細切れに差し込まれる。ほんとにかったるい。誰が殺したとかほんまどうでもいい。しかも細切れエピソードの中で毎度毎度やたらと「ロッテリア」って単語が連呼される。主人公の名前呼ばれるより断然多い。こんなことに130分も付き合わされるこっちの身にもなってくれ。
この程度の内容なら50分で十分。

ただ要所要所の暴力は楽しい。開始5分くらいで乱闘が始まり、ハン先生という最強鬼畜教師が出てきてくれて、この映画観に来てよかった!って一気に惹き込まれたのに、その後は…。物語は進まんし、ハン先生は途中退場するし。
ラストのお風呂場決戦で挽回なるかと思ったけど、決戦自体はそこそこではあれど「兵隊やくざ」の勝新大暴れには遠く及ばず、しかも決戦後に、まだまだ「弟が殺された当日の真相」が続く。しかも最終回だから拡大SPでエピソードが長え。

あと少年院なもんだからみんな野球部みたいな坊主で見分けがつかんかった。
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