ちはな

さよならミス・ワイコフのちはなのレビュー・感想・評価

さよならミス・ワイコフ(1978年製作の映画)
3.6
わりと過激な内容だった
レイプされたり 差別があったり

35歳男性経験のない女教師が
早期の更年期障害かもと診断される(なんか凄い設定)
医者は言う
「女性として 使うものは使わないと」

精神科医を紹介され そこでの医者との会話で彼女は徐々に解き放たれていくんだけど
この場面興味深い

妻子持ちの男から誘われたとき
モラルに反するとわかっていながらも 彼との関係をどこかで望んでいる
誰かに背中を押して欲しそうな彼女に医者は言う
「生きるって事は 自分で決断する事」「人目を気にして 悩んでばかりはいられない」

黒人学生に支配されていく様な描写 正に彼女の変化
女である事を意識し人としても強くなっていく

ラストの彼女見てると この人はこの先何があっても生きていけそうだなぁと思える
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