このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリーのような映画だった。
メキシコでは本当に誘拐が多いらしくて、しかも警察が腐敗してて機能してないという話も聞く。
麻薬戦争といえばメキシコマフィアだけが問題視されがちだけど、麻薬の行き先って実はアメリカだったりするんだよね。
需要があるから供給があるということを考えると、このあたりもなんとかしないといけない問題なのでは?と思ってしまう。
メキシコに限らず中南米の誘拐をテーマにした映画はわりと好きで観るんだけど、他の作品に比べるとこれはイマイチ好みではなかった。
誘拐に対する恐怖感もそれほど感じられなかったし、母親や他の家族の苦悩が痛いほど伝わってくるということもなかったし、けっきょく何が一番言いたかったのか伝えたかったのかがよくわからなかった。
テーマが興味深かっただけにちょっと残念。