朝4時くらいに目が覚めて、こちらの作品を観るのにぴったりだと思い鑑賞。淡々と過ごす日々・狭いアパート・未来の不安・微妙な空気のバイト先・些細な失敗続きの連続
どれも特に20代前半に感じるそれぞれの細かな事柄は、過去の自分をみているような気持ちになる。こういう作品を作ろうとすると、少し嘘っぽさがあると感じてはいたものの自分と重ねることができるようなリアルさ。でもやりすぎていない絶妙なバランス感や会話がだいすき。。
決して大きく日常は変わらないけれど、最後お母さんにほんとうのことを話せた希のように一歩を踏み出していくこと。その積み重ねでほんとうにゆっくりゆっくり成長していくのだと改めて感じた。ショートムービーながらも時間がゆったりと感じ心が満たされるような気持ち。エンディングまで心地よく好きな作品。唐田えりかちゃん自身にも少し反映されているような、また彼女の持つ寡黙でミステリアスな独特なキャラクターも相まって良かった。
