ritsukoさんの映画レビュー・感想・評価

ritsuko

ritsuko

映画(585)
ドラマ(59)
アニメ(0)

地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.5

誰だこの長身で肩幅ありロングコート似合うのは…と思ったら松重豊さん…若すぎて最初誰だかわからなかった…パールのイヤリング似合う…いかにも昔の作品!ってムードが髪型やメイク、衣装からも感じられる。音楽が>>続きを読む

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

3.4

「アカルイミライ」未鑑賞なので観たくなった。スタイリストが北村道子さんなのも激アツ…オダジョーもものすごく若い…ほんとに若い頃から色気あるなあ。ただUPLINKの浅井さんが出ていたところにギョッとして>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリーを撮影している様子の映画。私は台湾にしか行ったことがないけれど、初めて訪れた時の空気や記憶は今もこびりついている。ウズベキスタンのことは何も知らなかったけれど、映画を観ながらほんの少し>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.3

この前黒澤清の「Cloud」観たので、銃で打つのとラストの夕焼けに車で走るシーンが丸被りして、黒澤清って銃と車がすきなのかなって思ってしまった。愛を語る東出くん面白い笑。高杉真宙くんの演技上手くて、ち>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

-

この映画のことを完璧に理解しようとしても誰もわからないまま映画が終わった。けれどもこの映画にはさまざまな片鱗が散りばめられていた。去年私が引っ越したお家に、今は知らない誰かが住んでいる。それまでは私の>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.0

転売ヤーの話だと知らずに菅田将暉目当てで鑑賞。黒澤清作品はまだこちらも含めて2作品しか観たことがないけれど結構すきだな。映画館で観たかった。ストーリーに関しては前半と後半でしっちゃかめっちゃかなところ>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.3

まず鈴木亮平の役の完璧さがすばらしいな〜と思った。手先の動かし方とか、目つきとか。ほんとうにそういう人にみえるというか…役であることを忘れそうにもなった。前半でこんなにあっという間にいいなと思う人とい>>続きを読む

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

3.6

観た後、しりとりみたいな映画だなっておもった。主人公は誰でもなく、そのひとにフォーカスした後に出逢ったひとに今度は切り替わって、またつづいてく。これは終わりのない映画の撮り方であたらしいなと感じた。昨>>続きを読む

豚が井戸に落ちた日(1996年製作の映画)

-

不気味な音楽が最後まで印象的だった。

「話したいことを。
最初は誰でも猫を被っています。」

部屋の感じが好きな色合いだったり雰囲気もすきなシーンはあったけれどあまりにもAVみたいなシーンが多すぎて
>>続きを読む

【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

3.5

B小町の曲にはまってから気になって実写版ドラマを観始めたんだけど、最終は映画ということでお正月に…!(そしてアクア役の櫻井くんにハマるという)観たことないひとでも分かるように殆どダイジェストではありな>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.8

ポスターとタイトルがダサすぎるので試写会も観に行かなかったんだけどTwitterで皆んな良いと書いていたので観た。クリスマスから年始のお話だったので今このタイミングで観たのが正解だった。映画自体は大衆>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.0

牧瀬里穂さんがとにかくキュートすぎて目が離せなかった…真っ赤な服にオン眉黒髪ストレートが超絶お似合い…といいつつ少し寝てしまったのだが…
昔の役の話し方ってハキハキしていて嘘っぽいけどそれもまたいいな
>>続きを読む

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.5

ずっと気になっていた作品。観終わって、これは好き嫌いが別れる作品だなぁ…と素直な感想。例えば濱口竜介監督の本読みや舞台、演劇を観慣れているひとにとってはもしかしたら映画を通してやりたいことがわかるかも>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

予告が面白かっただけに期待してしまった…
どんでん返しのような結果になるのかな、ハラハラするだろうなと思っていたら淡々と進む裁判のお話だった。結果事実もわからない。犬の演技が見事で、薬を飲んだ後のぐっ
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.4

音楽の世界のことはよくわからないけれど、ピアノ1本でここまで無我夢中になれるのは羨ましいと思った。ここまでになるのには相当の時間を費やさなくてはいけないし、プレッシャーの中で本番に挑む様などみて久しぶ>>続きを読む

SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.0

“ずっと幸せならいいのに”
誰もが思うこと、そんなタイトルに心惹かれたし、スパハピって略して声に出したくなる

前半は、なんて変な男だろうって見てたんだけど、後半で全て伏線回収されて観ていて気持ちよか
>>続きを読む

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.8

エピソード2の蓮見翔さんすばらしすぎる
岡山天音くんも岸井ゆきのちゃんも好きなので贅沢であった
ジム・ジャームッシュ観たくなった
私はキャラメルポップコーンをお供に観たけれどポップコーンが似合うちょう
>>続きを読む

地獄のSE(2023年製作の映画)

4.5

20歳の監督による作品は新しいのに懐かしいような古いような映像だった。生きていること、死ぬこと。恋をすること、友情とは。女なのか男なのか。子供なのか大人なのか。全部詰まっていた。映画でしかできないこと>>続きを読む

最も重要なものは愛/大切なのは愛すること(1975年製作の映画)

3.4

オープニングカットが一等素晴らしかった。ドレスに大きなジャケットがとても似合う。
好きな人は一人であることに縛られず複数人居てもいいと私は思う。何か失ったときや崩れた時に縋る場所がひとつしかないよりも
>>続きを読む

動物界(2023年製作の映画)

3.6

試写会にて鑑賞。個人的すぎる感想ですが、洋画なのに邦画のように集中して観れてつい次の展開が気になってしまう映画でした。自分自身がこんなことになったら…と考えると震えるほど嫌ですが、コロナ禍もありそんな>>続きを読む

イントロダクション(2020年製作の映画)

3.6

「抱擁」についての3部作だとおもう
ホン・サンスの良さ今までわからなかったけどこれはすきだったかも
といっても具体的な感想はそう簡単にでてこない 
小津安二郎・ロメールみがあった

ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

4.5

広いお家と、チェアと、猫と。
構図が完璧で美しく心地よかった。ずっと観ていられる。パートナーの弾く音楽のリズムが良くてBGMとして欲しいくらいだった。途中、おそらく小津安二郎を観て眠たくなっているシー
>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

2.8

予想していた展開じゃなさすぎて?すごく分かりづらく作ってある タイトルからきっとこうだろうなとこちら側が汲み取るしかないというか 遠回しにつくってあるので難しいまま終わってしまった
後半の独特なリズム
>>続きを読む

赦し(2022年製作の映画)

-

松浦りょうちゃんのメインポスターが気になって鑑賞しましたが…
MEGUMIと藤森がどうもコメディ感拭えなくて集中できなかった

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.7

どの瞬間も天国みたいな夢の中・まどろみみたいな映像がとても美しく、瞬きすることさえ勿体無いと感じた。色調が本当に綺麗で、すごく丁寧に作ってあると感じた。映画を見終わった後はまるで太陽に抱擁されているよ>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

途中、涙がでてしまうほどでした。酷い母親が早く捕まるべき。河合優実・河井青葉の二人の演技が素晴らしすぎてドキュメンタリーを観ているような温度感でした。前半まではよかったのですが子供が登場してから少しの>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.9

え〜、こんなに人のこと叩いたりするひと私以外にも居るんだ、なんか安心しちゃった…ってくらい幼少期の私は双子のもうひとりと喧嘩しまくっていて喧嘩シーンは自分の過去をそのまま見ているようだった。大人になっ>>続きを読む

ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

タイトルが秀逸。心の揺れと橋の揺れ。近いようで遠い存在の家族や兄弟、同じ場所に生まれても大人になると仕事や恋愛、金銭感覚なにもかも違ってくる。ラストのムービーを観て、差し伸べた手は昔自分に差し伸べてく>>続きを読む

石がある(2022年製作の映画)

3.8

不覚にも寝てしまったのですが、そのくらい静かに物語が進み、心地の良い映像でした…。太田監督と『after sun/アフターサン』撮影監督とのトーク映像も付いていた回だったのでそのトーク含めての感想です>>続きを読む

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.8

こんなにガラスのコップを割りまくる映画初めて観た…という第一の感想と、はじまり方が最高すぎてぐっと惹きつけられた。真っ赤なドレス布のドレープのゆらめきとコツコツと歩くヒールの音。そしてエンディングも後>>続きを読む

HAPPYEND(2024年製作の映画)

3.7

試写会にて。
坂本龍一さんの息子・空音央さん監督。仲良くなること、気持ちが離れること、また会おう、もうこれが最後かも。同じ場所に居て同じ時間を共有しながらも、考えていることや感じること、私たちは必ずし
>>続きを読む

海賊のフィアンセ(1969年製作の映画)

4.6

始まり方は「シンデレラ」のようで、泥のついた床掃除をひたすらする主人公。母を突然亡くしお先真っ暗な人生かと思いきや、自分の美貌を自分自身で武器にして村人からお金を巻き上げる。自分のことは自分が一番わか>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

4.5

ずっと観たかった是枝監督の「幻の光」。歳を重ねるたびに、失うものを抱えて生きているよなと思う。
どうして死を選んだかなんてわからない、生きているのも死ぬのもどちらもしたくないという気持ちはものすごくわ
>>続きを読む

宝島(2018年製作の映画)

4.5

さまざまなバカンスの過ごし方。
リプトンからはじまり、ネスレで終わるパラソル⛱️
海やプールに思わず行きたくなる、一夏の思い出。ギヨーム・ブラックを観なくては夏は越せない。