No.4159
シリーズ第3弾。
信の性格が少しずつ変化しているように感じる。
猪突猛進なのは相変わらずなんだけど、前よりかは人の話を聞くようになってるし、
何かを考えてる様子も徐々に増えているように思う。
それはもちろん、ここまでたくさんの修羅場をくぐり、仲間を失い、自らも死地に立ってきた経験がそうさせるのだが、
私には、2でなかなかの存在感を示した、縛虎申(ばくこしん/渋川清彦)の最期のセリフ
「勇猛と無謀は違う、そこをはき違えると何も残さず早く死ぬ」
が、かなり効いているように思う。
=====================
信が、いよいよ馮忌(ふうき/片岡愛之助)の元へ突撃するとき、配下に向かって、
これまで一度も聞いたことのないような「大声」で発破をかけるシーンがあるが、
(このとき、ほんとによく声が出ていてちょっとゾクっとした)、
この信の勇ましい姿が、同じく大声で最期まで檄を飛ばし続けた縛虎申と重なり、熱くなった。
良縁が人を強くし、強くなった人がまた良縁を広げるのである。