バランスとしては「ゴジラ・コング2」というより「キングコング2」くらいの印象。
『同じ監督でもう一本…なら、そう。こういうのでいい、こういうのがいい』と、期待には応えてくれてましたが。
「観光名所の破壊!」
「新しいエリアが解放されました!」
「時代劇や西部劇チックな珍道中!」
「馬鹿っぽい武器の装備には、馬鹿っぽいBGM乗っけちゃえ!」
「ヤンキー漫画なノリの、“行くぜ相棒!”」
産経新聞の評にもあったけど、怪獣パートでやってる(ドラマ)が、もの凄い西部劇や時代劇…というか「任侠映画」とかで見たような内容なんですよね。それを怪獣がやってる馬鹿馬鹿しさ・可笑しさ…と同時に、“よく知ってるドラマ”としてすんなり楽しめる作りに、やっぱりこの監督の手腕・資質が窺えるような。
敢えて不満を挙げるなら、敵怪獣のデザインかなー。
ラスボスポジのアイツは、悪くはないんだけど「卑劣な中ボス」が関の山、というか。
しもべにされてたアイツは…ゔーん…94年のアイツをちょい意識してたりすんのかな…? でも現状、手強いけどなんか地味っつーか…
新怪獣でも既存の怪獣でも、ゴジラ・コングに並ぶ存在のヤツがぼちぼち欲しいところなんだけど、それはやっぱ口で言うほど簡単ではないのかなぁ〜。