助ベージュ

ゴジラxコング 新たなる帝国の助ベージュのレビュー・感想・評価

4.2
大変バカ(激賞)で
大変よろしい!!
レジェンダリー製
「モンスター・ヴァース」シリーズNo.1!!

飛ばしていい前置きとして
僕的【モンスター・ヴァース】(感想・印象)総括
1『GODZILLA』(2014)
"アメリカらしい"「怪獣(Kaijuu)」や「放射能」解釈で、
意図的にダークな(暗すぎる)画面やトーンで意図的にあまり見せない戦法で、
神妙な真顔で『平成ガメラ』やりながら「コレが我々なりの新解釈ゴジラでございます。🙂‍↕️…ガ?ガメラ?🤔」な1作目

2『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)
キングコングの島パートのみでまとめたジャングルアドベンチャー(クリーチャーホラー)+巨大ヒーロー🦍vs怪獣バトル

3『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)
愛する大怪獣達✞を大活躍させるためにハッキリ人間を「話運びの駒」&「カメラマン」として扱った結果、
怪獣は最高 人間は邪魔な
歪で逆にむしろ清々しい「偏愛」映画

4『ゴジラvsコング』(2021年)
遂に世紀の大対決!君はどっちを応援する!?と煽るだけ煽り
コングが主人公(人間の都合)
ゴジラはヒール(悪役レスラー)
に据え置き、
結果ゴジラがバランス間違えて優勢過ぎ、
本当は唐突でも無理矢理でもないはずだけど、印象として「収束」「結託」「『泣いた赤鬼』的に」白目小栗旬ロボ緊急投入!
結果「ガチヤバヤクザvs地元ヤンキー」的な、「度胸だけはあるのぉ…もうええわ…」「それぞれで暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」的ちょっとしゅんとする結果に着地。

+ドラマ『モナーク』(未修)etc.

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で!本題!
映画5作目『ゴジラ✕コング』
もとい『コングfeat.ゴジラ』は

今回は人間も怪獣も手を繋いでみ〜んなでバカ(褒)になっててBESTバランス!!

もっと言うと怪獣のパワーバランスはかなり"納得のアンバランス"!
拮抗してない!ちゃんと個々の強弱がわかる!そこがいい!!

まずコングが主役!人!
ぶっちゃけ(映画の)ドゥエイン・ジョンソンより人寄り!
"タイマンで"俺より強いのは「ゴジラ"さん"」ぐらいだけ。
「敵」にはビビらぬが「事態」にビビる。
満身創痍。孤独。あと虫歯。
基本的に「おいおい…何でこんなツイてねぇんだよ俺は…トホホ…」なんて愚痴りながら大変な目に遭っている。
『ダイ・ハード』のマクレーン。

約50m(『髑髏島』時のコングは約30m)(ウルトラマンよりデカい))のミニコングの「スコくん」登場
こいつミニラじゃねえ!!チンピラだ!!まさかの刺客だ!!からの「コングアニキィ!危ない!こっちこっち!!(脳内CV.山口勝平)」キャラへ!!

対する今回のボスは「猿山の大将」。
悪猿王「え?え?!みんな見てみろよ!コイツ差し歯やんけ!エグぅ!!な?!www」
他猿群「「「アハハハ…ハハハハハハハハねぇハハハハ」」」
スコ「…ハハ…アハハ…ハァ…」

新怪獣。悪猿の飼い犬(懐いてるというより被虐待犬)「シーモちゃん」❄

そしてコングのセコンド人間チームも、的確なコングへのサポート(ケガや虫歯の治療など)をしつつ、例作の様な邪魔をしない程度に新展開でドラマを運ぶ。新展開と言うよりシリーズ前作で"触れた"要素を今回だけでも大丈夫レベルでちゃんと消化。


で!一方ゴジラさんはというと、
ランダムに世界中の怪獣を討伐(暴力)してレベル上げ&陣取り生活。
結果論で「またゴジラが我々人類を救ってくれた!ゴジラありがと〜う!!👋」
ピンクのゴジラってどうなの?ってのはどうでもいいぐらいバカみたいに無双状態。そりゃピンクにもなる。


前述した悪猿+飼い犬(特に犬)が強いし負傷&疲労で俺だけじゃ倒せないと悟ったコングが、助っ人として、「助けてーーー!!」って意味のお助けキャラとして過去1仕上がってるゴジラさんを招集!『ゴジラ✕コング』に!
ともすんなりなるはずもなく、
腹の虫がおさまらない+バーサーカーなゴジラが「てめぇ!何しに来たぁあ!!どりゃぁぁあ!!俺の縄張りじゃぁぁあ!!ふざけやがってぇええ!!(脳内CV.玄田哲章)」状態。
コングもコングで「ほらほら!強くなった漢の中の漢ゴジラさん!…出て来いやぁ!…よし来た。来てくれたぞ……いやちょちょちょちょちょちょ勘弁してくれよぉ」状態。

「まあまあまあ…一旦落ち着いて話聞きましょ。ね?一旦落ち着いて。」的仲介の為にモスラ復活!!KOMsの「虫」よりもっとちゃんとモスラ。

おかげでやっと満を持して、チーム『コングfeat.ゴジラ』結成!!
まあすんなり&スカッと悪猿スカーを倒し、ゴジラもコングもスコもシーモもそして人間も、それぞれ幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

いい!コレ!コレです!!最高!!
天才達が作りしバカ祭り!

体感、人間より怪獣の方がしゃべってた。そこもいい!怪獣の吹替え声優が欲しい!

あと時期的に、決して「パクリだ!」って言いたい訳じゃないけど、
あまりにも「(未公開含めた)最近のトレンド映画」抑え過ぎてて、「もう今年の洋画はコレ一本で満足じゃん!」感。
僕が既視感というか、近しいものを感じたのが、『(最新)猿の惑星』(スカーはじめ悪猿達)。『(最新)ゴースト・バスターズ/フローズン・サマー』(シーモちゃん)。『ダイ・ハード』や『ランボー』あと『ランペイジ』(コング)。『コマンドー(と言うより「シュワちゃん」(筋肉スターによる正義のランダム暴力の結果解決してる系))』(ゴジラ)。
『アナ雪2』(人間チーム(娘))。
『モンハン』や『メタギアV』なるほど。
「パクリ!」じゃない「一本満足」。



更に贅沢な事に、国産最新作&箔付きゴジラ『ゴジラ−1.0』も同劇場で観れる(選べる)状況。

素晴らしいのは、文句なしに賞を上げたい、恥ずかしげもなくオススメしたいのは『ゴジラ−1.0』。

ただ同時に「好き」な、素直に楽しいのは『ゴジラ✕コング新たなる帝国』!
助ベージュ

助ベージュ