有名レストランをクビになったスーシェフが、自分と移民少年たちとを救わんと奮闘するヒューマンコメディ。
とにかくヨーロッパ映画には、移民問題を扱ったものが多い。
それだけ重要な政治問題であり、人道的にも大切な問題でもあり、社会と切っても切れない問題だなのだ。
クライマックスに向かって有りがちなストーリー想定していると、一体この展開どうなるのとステキな裏切り。
少年の移民問題は理想通りには行かぬ現実を映しながら、1人でも少年たちを救いたい想いに心打たれて涙。
人物描写がいちいち素晴らしく、人間をよく見ているなと嬉しくなる。
90分くらいにドラマを収めるのも今どき助かる。
たいていの映画が90分で作れるんだよ!