サンエックスのゆるキャラ、すみっコ達を描いた劇場版第三作。昨年冬公開ながらもう既にアマプラで配信されていました。
今回すみっコ達はおもちゃ工場で働くことに。豪勢な食事に宿泊施設と至れり尽くせりではあるものの流れは強制労働的で何か裏が有りそうだと思えば予感は的中。ノルマが有ればMVP制度も導入されこの世界観にあるまじき資本主義社会的システムが描かれるのが笑えたり笑えなかったり。
また、展開は個人的にスティーブン・キング原作の「マングラー」を少し思い出すものでえびふらいのしっぽがとんかつのクローン達に引っ張られる様はゾンビみたいとやはりイメージとギャップが大きく、最終的にはすみっコならではの他者に対する思いやりが事態を収束するお馴染みの流れながら満足度の高い作品でした（前二作と比べると好き嫌いが分かれそうですが）。
どんどん上映時間が長くなる映画に対する70分という短さも良し。とんかつがおもちゃの車を塗装する際にソースをかけようとするのが地味に面白かったです。ちなみに特に好きなキャラはふろしきとやまですが、今回はどちらもそこまで活躍or登場せず。
