実話ベースということもあり、というかそもそも映画になっている時点で結末はわかっているのだが、今作の見どころを鑑みればそこはあまり重要ではない。
やっぱりオーストラリアの海は、綺麗だ。本当に綺麗。
ヨット世界一周の話ということはつまり、作中のほとんどが海上のシーン。
そしてその海の映像がただひたすらに美しい。快晴、白昼、朝焼け、嵐、無風、夜空、全ての画が完璧と言っていいほどに美しい。もう正直それが堪能できるだけで見る価値以上のものを得られた。
ストーリーに関しても主人公の時系列をシャッフルしながら、挑戦に至るまでをわかりやすく中弛みしないようによくできている。
演出で言えば、ラストのゴールシーン。ゴールを迎えた主人公の元に大量の観衆と共に、ヨットやボートも大量に迎え、並走するシーンは鳥肌モノだった。あれ実際に生で見た人たちは忘れられない景色になったのだろうなあ…
とにかくよかったのだが、強いていうなら嵐で難破したかに思えたピンク号が浮上するのは流石にリアリティなくないか…?と思わず突っ込んでしまった笑 まあ、それも真実なら凄いことであるが、流石にあれは脚色だよな笑
でも、面白かったです。