うん、まあブランドンらしい悪趣味なアートホラー映画。
クローンと本物の差があいまいで結局どっちかは明かされず
そういうところも考えさせられるけど
結局のところ人間とは何かを訴えてるようなテーマで
金がある人間は人の死（あるいは自分の死）すら娯楽にして
楽しむイカれた連中であり貧富の差もテーマに添えている。
架空の国であるリゾート地の警察も法律とか言いながら
結局は金持ちから大金をせしめてクローンを作り
それを殺す娯楽を提供してるだけに過ぎない。
位牌をお土産として持ち帰らせるのがまさにそれを表してる。
人間の深層心理に深く突き刺さる映画であり
ホラーでグロテスクでエロティックで人を選ぶ映画だけど
カルト映画好きにはぜひ見てほしい。
そしてやっぱりミア・ゴスは凄いわ。
作品に恵まれればいつかは絶対アカデミー女優賞取れる逸材
