ろむせん

インフィニティ・プールのろむせんのネタバレレビュー・内容・結末

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

犯罪は金とクローンで解決できるから、旅先で倫理観飛ばして楽しんじゃお!という映画

まずテーマ設定と場面設定が絶妙だな~と思った
「人を手にかけたら、その罪を代わりにクローンに受けさせることができる」という人間の倫理観が問われる重めのSF作品になりそうなところを、「おそらく発展途上国の富裕層向けのリゾート地」という閉鎖された場面設定にすることで、はっちゃけた重すぎない世界観になっていた感じがした
そのおかげで、いい大人が程度の低い大学生の合宿みたいな羽目の外し方をしているのに上手く理由付けがされているなと感じてよかった!

次に画面の雰囲気がすごくよかった
リゾート地のわりにどこか寂れてて気怠くて妖艶な感じがお洒落、色調が抑え目なのが良いな~と思った
その代わりにドラッグを使った時の幻覚はどぎついカラフルで最高

世界観とか画面作りはすごい良かったけどストーリーはあんまり印象に残ってないかもしれない
クローンと人間がどこかで入れ替わってるかも、、と考えるのは楽しかった

刺激的で目が楽しい映画でした!
ろむせん

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