このレビューはネタバレを含みます
パパ作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』がnot for meだったのだが、父と息子は別人格だしな！と言い聞かせ鑑賞。
あらすじからは面白そうなテーマだなと思ったし、実際前半は面白かった。先進国の発展途上国への傲慢さや、それこそ先日のアカデミー賞でも取り沙汰された「無意識な差別」とかを暗喩しているようだった。そこにミア・ゴスのあの幼い甲高い声が絶妙にマッチして、不快感を増すのもすごくいい効果になっていた。
けれど、後半になるにつれ、単なるパリピのやらかしホームビデオ見てる気分になってしまった。なんというか、日本人のわたしが想像する「傲慢な白人富裕層の振る舞い」みたいな。もう、中盤のスワッピングシーンくらいから猛烈に眠気と退屈さが襲ってきて、結局血とセックスしか印象に残らなかった。もう少し尺を短く内容も絞ってくれた方が楽しめたのかも。
どうも、親子揃ってnot for meだったみたい。
