今思えば
監督ザック・スナイダー
(エンジェルウォーズ、300、ウォッチメンetc.)で
脚本ジェームズ・ガン
(スリザー、ガーディアン・オブ・ギャラクシーetc.)という
夢のタッグが実現していたのね。
これで面白くないわけがない!
良くも悪くもゲテモノ時代のジェームズ・ガンの
センスが発揮されており、
良かれと思って取った行動が破滅に向かっていく
とにかく嫌味な展開の連続には思わずニヤついてしまう。
ショッピングモール籠城、やらかす馬鹿、死亡フラグ回収…
「ゾンビ映画と言えばコレよな!」という要素が
だいたい全部詰まっている、平成ゾンビ映画の代表作。
登場人物のドラマがなんかあっさりしてて、
人の命も軽く扱われてる(あとゲイの扱いがひどい)し、
旧作「ゾンビ(1978)」ほどの深みはないが、
スピーディーな映像のテンポと
コントラストが強くインパクトのある画面作りは
さすがザック・スナイダー。
全速力で走ってくるゾンビの絵面はとにかく強烈。
身体能力上がってないか?と笑ってしまう場面も。
ていうか生存者たちもエイム上手すぎるの草。
前半は印象悪かった警備員CJの終盤の謎のカッコよさ。
日本語吹き替えの大塚芳忠さんはコレと同時期
同ジャンルの「28日後…」にも出てるのがなんか面白い。
吹き替え版の台詞回しも洒落てます。
コマンドー等でおなじみ平田勝茂さん翻訳とのことで納得。
「ゾンビ(1978)」からはトム・サヴィーニ、
スコット・H・ライニガー、ケン・フォリーもチラッと
特別出演してるのがファンには嬉しいところ。
ケン・フォリーは嫌な役柄だがよく引き受けてくれたな…
怖い!というよりかは観ていて楽しい!ゾンビ映画。
アトラクションムービーだとおもいます。