神ドラマ『GOT』のソフィー・ターナー主演だからちょっと期待していた。昨年同時期公開のワンシチュエーション傑作『FALL/フォール』と比べると、サスペンスとストーリー、演出のクオリティは雲泥の差だった。
冒頭20分はあまりにも重く暗い映像が続くため、途中離脱すら考えた。
監督の力量なのか脚本の優劣なのか。
雪山遭難といっても、そこに大金を探す強盗集団や殺し屋が現れることはめったにないはずなので、緊張感を維持させるには過酷な天候や自然環境、猛獣との戦いがメインになる。
特に雪山ならば雪崩や極寒が最大の見せ場になるのだが、その描写がなんともいえぬほどセコく、ハラハラ感がなかった。
最後は綺麗にまとめたつもりだろうが、、そこに大きな感動を味わうことができなかった。
前半のキャラ設定がまったく共感を呼べないので、その演出の失敗が後に尾を引く結果になったのでは。
監督のメンタルは大丈夫なのか・・と余計な心配をしちゃった。