よよよん

バトル・オブ・サブマリンのよよよんのレビュー・感想・評価

バトル・オブ・サブマリン(2022年製作の映画)
3.0
ポーランド侵攻後の第二次大戦初期、自分の国を奪われた兵士の乗る潜水艦が無謀とも言える作戦を遂行する様をリアルに描く作品。

第二次大戦期のポーランド占領や占領下の国内を描く映画は「戦場のピアニスト」や未体験ゾーンの映画たち2023「ヒトラーの死体を奪え!」など多くあるが、亡命政府下の潜水艦にフォーカスを当てた映画にはじめて出会った。

ただでさえ密閉空間で娯楽に乏しい潜水艦という空間に、国を追われた兵士たちがすし詰めでいる状況がすでに大変な訳だが、原題「Orzel. Ostatni patrol」から察するに、哨戒任務中の急な作戦から、多少の休息や娯楽のシーンを挟み極限状態に至る緊張感は目が離せない。