はあ…良かった。
なんと幸せな気持ちになるのだろう。ふざけてるようできわめて真面目だし、逆に言うと真面目すぎるからふざけてるように見えるとも言えるし、作り手がこの作品を（決して自己愛でなく）愛しているのが判るし、それは即ち映画そのものへの愛であって、つまり何から何まで真摯なのだ。
前作が不適合者の適合（してないけどw）の話だとすると、今回は正規雇用と非正規雇用か。個人の問題から社会へと軸を移せば、そりゃあ個としての葛藤は薄れるよね。結果的に、作品の印象としての緊密度も薄れたかも。でも、そんなことはどうでもいい。彼女たち同様、作品も成長してるんだから（ほんとかな 笑）。たとえば敵役は、前作よりぐっと魅力的だ。変わるところは変わったっていいよね。
もう、永久機関のように永遠に作り続けて欲しい。これだよね、映画って！
