すいかのたね

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作ファンです。映画化した岸辺露伴でしたが…ちょっと長くてテンポが悪かった印象を受けました。

ストーリー
ちょいちょいオリジナル展開がされていました。贋作売買はミステリー要素もあってまあネタとしてはアリかなと思いましたが、奈々瀬に関するフラッシュバックや過去回想、エピローグを結構しっかり入れており、そこが原作の持つ不気味な悲哀を打ち消してしまっていたように思います。
特に墓前?でのエピローグは奈々瀬そのものを幽霊として出して話をさせていて、ちょっとやりすぎかな~と…露伴が「多分こんな感じなんだろうな~」みたいに思いをはせるのが良いシリーズだと思うので(事象そのものは結構手に負えないことも多いし)。
2時間の映画にするには尺稼ぎ的な意味でもオリジナル要素は必要だったかもしれませんが、正直90分くらいに短縮してスッキリまとめてくれる方が良かった感覚です…あと最後の「タイトルは岸部露伴ルーヴルに行く!」っていうタイトル回収はドヤ顔ではなくさり気なく言って欲しかった笑。

俳優さんや演出
これは特に問題無いと思います。高橋一生さんの露伴は非常に合ってて良いですね。ドラマの露伴シリーズはヘブンズドアーのスタンドそのものは見せないのですが、これがかなり良い判断だと思います。

うーん、悪くないのですがもうちょっとスッキリ纏まったような感覚です。
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