センカン

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテストのセンカンのレビュー・感想・評価

4.2
窓開け上手の黄前ちゃん

鎧塚先輩比喩ウマ。答え言わないで去るし笑。あのシーンだけで誓いのフィナーレより喋ってる気がする。
12月のアンサンブルコンサートに向けて8人以下編成でのチームで対抗するという展開。纏まり良くて観やすかったですねー、部長の立場に悩む黄前ちゃんの奮闘も観れて満足。季節は秋で全国大会とか無いからか、これまでのTVシリーズや映画作品に比べると熱い青春って感じは薄かったかもです。黄前ちゃんが成長して対応が的確になってるとこも一因かも。そりゃ高坂さんも嫉妬しますわ。あの人の指導ほぼ滝先生なんだよなぁ…

チーム決めまでの高坂黄前ペアの心理戦も楽し過ぎる。さらに秀一をチームに入れる高坂策略である。集まるまで言わなかったのがミソ。部長になって真面目化して来た黄前ちゃんが、秀一見た瞬間にジト目でため息からの舌打ち3コンボでクリーンヒットです。ありがとうございました。
ホントに付き合ってたのかなこの2人…
ってか部長が黄前ちゃんになる事しか知らなかったんですが、副部長とドラムメジャーが黄前ハーレムになってて笑っちゃいました。昨年がデカリボン部長、その前があすか副部長と、役職者がやるんかな?って思ってたのですが、それ分けて良いんですね。1番目立ちたがりがやるって事は間違いない。

前映画でトラブルメーカーとなってた奏ちゃんがすっかりユーフォの先輩達に懐いてて観ていて微笑ましい。先輩をイジるのか彼女の愛情表現なんですね笑
楽器室で度々喧嘩売ってるファイティングポーズがお気に入り。悔しがるとこもシーンで観たかったなぁ。
その他も選考や大会のシーンがあんまり無くて、サクサクっと進むのがちょっと勿体なかったですね。1時間でやれる内容では無いすよこの話。黄前相談所の方に重きを置いてるのは良い事ですけどね。今回は中々スポットライトの当たらないパーカス、しかもマリンバとはまた良いところ突いて来たなと思いました。ちょっと音が走るとこも分かる音の出し方で非常に演奏機微が細かい。ラストの音がハマる時の他の楽器とシンクロする感じが堪らなく良きです。

マリンバのシーンが良い例ですが、その他も含めて前と変わらぬクオリティで帰って来たこのシリーズには本当に感動です。相変わらず演出が細かい、加藤ちゃんが廊下走って先生に怒られて減速する流れを無音で描いてて、描写細か!ってなりました。

点数内訳
世界観:4.0
ストーリー:4.0
キャラ:4.0
音:5.0
映像:4.0
スコア:4.2
センカン

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