キネマ寸評

ファンタズムのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

ファンタズム(1979年製作の映画)
4.0
この映画がなんでこんだけ長寿でカルトなのか、久々観てわかった。
トールマンの設定、墓守、ドワーフ製造の意味、スフィアの設定がちゃんと作られてる。
次元転送装置や樽詰のドワーフなんかこんな発想普通の感覚じゃない。

カメラやシーンの絵作りがいい。
監督の夢が元らしく幻想的なシーンが続く。
マイクのベッドを掴んで見下ろすトールマン、両脇からしがみつくゾンビ。この映画の中で最高のシーンでした。
神秘的な転送装置の音叉付き白い部屋。
スフィアにやられたしもべがぶっ倒れてオシッコ漏らし。ドア挟みの指切ったら黄色い血!
どのシーンもアングルや切り取り方が上手い。

ベルベット姉さん=トールマンっつーのも笑、青姦して目の前でネーチャンがトールマンに変わったらガッカリだわな。

「(肩ガシッ)葬儀の準備が整いました、Sir!」
ていうシーン大好き。

お兄ちゃんとレジーが突然ギターでセッションするとこ、いい曲だった。

割とよく出来たホラーアクション。
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