詩音

風の谷のナウシカの詩音のネタバレレビュー・内容・結末

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

動物、自然との共生
小さい頃とにかくサンとナウシカに憧れてたな

子供の時観たナウシカは、ストーリーをしっかり覚えている訳ではなくて、戦闘シーン多めで、らんらんららの印象的なシーンと、ナウシカと動物との意思疎通できる関係への憧れとか、ナウシカの様に風に乗ってみたいとかそんな印象だったので、大人になって観ると、また新鮮で楽しかった

水、風⇄火
「多すぎる火は 何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は百年かけて森を育てる」現実の森も壊しちゃうのは数秒だけど再生する年月は果てしなくかかる

人間サイド→ナウシカ(水、風)トルメキア(巨神兵)ペジテ(火)の三つの種族
ナウシカのいる風の谷の人たちは怯えながらも自然に対して畏敬の念は忘れずに共存している
他の両者は未知への死への恐怖から、自然を力や火で支配しようとする。
最終的にナウシカが自分の身を投じて虫たちと一つになり丸く治まる。

自然サイド→テト、ラクダみたいの、虫たち、王蟲、菌、水、風

ナウシカの村の人たちの絵は、赤毛のアンとかハイジみたいなほのぼのタッチだったけれど、アンは細かなタッチの仕方や間の使い方で伝わる独特の心の機微があったけれど、ナウシカはあんまりそこは伝わらなくて、ほのぼのすぎてくすっとしちゃった

ナウシカの様に1人が身を投じるだけでは解決しないし正解もないように思うから、最後ちょっと違和感だったけれど、二相対立と1人の尽力からの解決構造から、さらに複雑に終わっていくのがもののけ姫なのかな

今のアニメって消費者の求めるものとか娯楽が先行してるのかな、ナウシカは一見眠くて難しいけど、伝えたいことが先行してる様に感じたな
お話しも世界観もだいすき!
詩音

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